武雄競輪の「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」は24日、12Rでスーパープロピストレーサー(SPR)賞が行われ、深谷知広(36=静岡)が、郡司浩平の突っ張り先行に乗った番手捲りでSPR賞初制覇。
賞金462万円(副賞含む)を獲得した。深谷後位を奪取した古性優作が2着で、単騎戦の吉田拓矢が3着。25日は武雄競輪場で「全日本プロ選手権自転車競技大会」が開催される。

郡司に乗り番手捲り
2年前の74周年記念を優勝した深谷が再び武雄で輝いた。初日の優秀に続いて前を任せた郡司が前受けから積極駆け。その気持ちに番手捲りで応え、SPR賞を初めて制した。
「誰かが斬りに来ると思ったけど、誰も来なかったのは想定外。格上の郡司君が駆けているのでどうしていいのか迷ったけど、後ろのメンバーが強烈だったので踏む形になりました」
昨年のグランプリ王者が風を切る一方で、後ろにダービー優勝の古性、準Vの吉田がいた。「いいところまで連れて行ってくれたので勝たないといけない」の思いが推進力となった。
「もう少し何とかできないのかな。まだまだ番手だと学ぶことが多い。頼りがいのある後ろにならないといけないし、しっかり考えて精進していきたい」
愛知支部時も静岡支部に移ってからも、同地区の選手の前で頑張ってきた深谷だからこそ、恩恵を受ける場面があるし、自身も前をおもんぱかる。いずれにしても郡司とは前後を入れ替えながら今後も他地区に立ちはだかる。25日の競技大会は渡辺雄太、簗田一輝とチームスプリントに出場。「3人でしっかり(寛仁親王牌の)権利を取る」と奮闘を誓った。
◇深谷 知広(ふかや・ともひろ)1990年(平2)1月3日生まれ、愛知県出身の36歳。96期生として09年7月に豊橋でデビュー。通算成績は1167戦448勝。スーパープロピストレーサー賞は初制覇。1㍍69、79㌔、血液型B。
SPR賞VTR
1番車の郡司がスタート争いを制し、郡司―深谷、吉田、犬伏―松浦、古性―三谷、新山―渡部で周回。上昇した新山が犬伏をフタする形になると、前受けの郡司が腹をくくってペースを上げる。
古性が外併走から追い上げて3番手が併走になると、車間を空けていた深谷がバック過ぎから番手捲りで後続を引き離しゴール。外から深谷後位を奪った古性が続き、吉田が立て直して3着。
◆次走 1着の深谷は弥彦FⅠ(6月4~6日)、2着の古性は久留米記念(6月4~7日)、3着の吉田は宇都宮記念(5月30日~6月2日)に出走予定。


